終末ダイナ(LiBornOFF 優勝)
並び
コンセプト
・環境に最も多く存在するザシアン軸に明確に強い選出を用意する事で一定の勝率を保つ
・襷+ダイマックス+スカーフムゲンダイナで詰める
結果
LiBornOFF 優勝
構築経緯
今回軸にする禁止伝説に求めた条件は
・非ダイマックスの状態でも充分なスペックを持っている事
・ザシアンと対面した際互角以上に戦える事
・極力サンダーに触れない事
以上3点。これらの条件を満たせるスカーフムゲンダイナを軸とした。
スカーフムゲンダイナのスペックを最大限活かす為に、構築の方向性は数的有利を取りつつ最終的にムゲンダイナで相手のダイマごと刈り取るという対面構築に近い物に定めた。
+
構築を組むに当たって対ザシアン軸の処理ルートを確立する事が優先事項だった。
両壁+鈍いド忘れアクブレヌオーがザシアンを起点に全抜き出来る点が魅力的だった為、ラプラスとヌオーを採用した。
残り3枠で補完をしながらその他の構築と無難に戦える並びを目指した。
+
イベルタルやカイオーガ、黒バドレックス等環境に一定数存在する禁伝と撃ち合いに強いダイマ要員が欲しかったので、負けん気化身ボルトロスを採用。
+
対面構築である為襷枠を設けた。今回は対面でミミッキュに強く、ある程度の崩しまで行える襷剣舞ホルードを採用した。
粘土ラプラス+アッキミミッキュ+ホルードという汎用性が高く強い並びに近い動きが可能になった。
+
ザシアン軸にゴリランダーがいる場合ヌオーで詰ませる事が出来ない為、その場合のみゴツメガルドでザシアンを削りスカーフダイナで一掃するルートを選択出来るようにした。
以下個別解説
ムゲンダイナ@拘りスカーフ
プレッシャー 217(12)-×-116(4)-215(244)-125(76)-172(172)
構築の始点。どの構築にも入るサンダーとウーラオスに強い禁止伝説である為、非常に安定した軸であった。
並びから黒いヘドロを持った受け寄りの型ではないと判断され易いが、それでもほぼ確実に上から多くのポケモンに殴り勝てる点が優秀だった。
ダイマ権限の無い禁伝でザシアンと違う点はサンダーに触れない事と命中不安が無い点であり、一発勝負であるオフにおいて確率に左右されないポケモンを選択する事は正解だった。
ラプラス@光の粘土(キョダイ個体)
うるおいボディ 205-×-132(252)-150(252)-115-81(4)
最も強い壁要員。一致技2つと隙を見せない絶対零度、ダイウォールが欲しかったので補助技に滅びの歌を採用した。
滅びの歌を採用する事でダイマを切らない場合の立ち回りの幅が広がった。
貯水の可能性を見せているだけで強いので特性は主に麻痺による運負け防止のうるおいボディ。
ヌオー@食べ残し
天然 202(252)-105-150(252)-×-86(4)-55
アクアブレイク/呪い/ド忘れ/自己再生
壁さえあれば余裕を持ってザシアンを起点に全抜きを狙えるポケモン。多くのザシアン軸への勝利に貢献した。
ボルトロス@ラムの実
負けん気 155(4)-167(252)-100(76)-130-101(4)-168(172)
ワイルドボルト/空を飛ぶ/瓦割り/草結び
ラプヌオー選出をしない場合のダイマ要員。負けん気の性質上黒バドやイベルタルとの撃ち合いに強い。
カバやラグラージの欠伸ループに抗う為にラムの実と草結びを採用。壁展開を誤魔化す為にダイナックルの媒体は瓦割りを選択した。
Sを最速100族抜きまで落としBに割く事でイベルタルの物理珠ダイアークをダイマ状態で確定耐え出来る。
ホルード@気合いの襷
力持ち 160-118(252)-97-×-98(4)-130(252)
地震/岩石封じ/冷凍パンチ/剣の舞
崩しを行える襷枠。元々この枠はビルド挑発悪ウーラオスだったが、初手ザシアンから入られた時に裏に地震透かしが控えている事を瞬時に判断したかったので地面タイプのホルードを選択した。
ギルガルド@ゴツゴツメット
バトルスイッチ 167(252)-70-211(252)-70-161(4)-58
補完。ゴリランダーがいるザシアン軸に出して削りを行いスカーフダイナを通す。対策の薄いゼルネアスへの誤魔化しでもある。
ーーーーー
Twitter…@Rizapu_pu
LiBornOFF 決勝戦
https://youtu.be/6cpJyA39JAQ
(サムネ用です)